ムーブメント教育・療法について


ムーブメント教育・療法は楽しいこと、好きなことから発達を促すために、「こころ・からだ・あたま」に働きかけることのできる方法です。あそびをベースにしながら、様々な身体運動や感覚に意識して働きかけ、認知発達にも働きかけることができます。そのために開発されたムーブメント遊具はシンプルながら様々な素材・色・形があり創造の幅を広げてくれます。能力や年齢を問わずみんなで取り組むと一層楽しさが増すため、社会性に働きかける上でも役立つ方法です。その多様性から特別支援教育はもちろん保育現場、高齢者や認知症支援、病院のニューリハビリテーションとして幅広く活用されています。学校現場では特別支援学級との交流学習でも多くの成果が発表されています。

小林芳文博士

日本ムーブメント教育・療法協会(JAMET)会長、横浜国立大学名誉教授、和光大学名誉教授。アメリカでマリアンヌ・フロスティッグに師事し、1977年日本にムーブメント教育・療法を紹介した第一人者です。横浜国立大学附属養護学校の校長を務め、その実践でも高く評価されています。現在ではムーブメント界のシンボル的な存在となり、多くの趣味を持ち明るくポジティブな人柄から小林先生のムーブメント実践は多くの人を幸せな気持ちにさせてくれる不思議な力を持っています。その影響力は絶大なため、1年中全国各地を回る忙しい日々を送られています。

 ムーブメントのアセスメントとしてMEPA-Rも開発しました。最近では重度重複児の発達を促すためのMEPAⅡ-Rが出されています。

 2015年10月・2016年11月には私たちの活動拠点に応援に来ていただきました。活動を通して200名以上の参加がありました。

 

代表文献/フロスティッグのムーブメント教育・療法・訳・日本文化科学社、LD児・ADHD児が蘇る身体運動・著・大修館書店、ムーブメント教育・療法による発達支援ステップガイド・編など多数